皿ネジ・なべネジ・トラスネジ・止めネジ(イモネジ)の規格一覧|サイズや特徴をわかりやすく解説
ネジにはさまざまな種類があり、それぞれ形状や用途が異なります。その中でもよく使われているのが「皿ネジ」「なべネジ」「トラスネジ」「止めネジ(イモネジ)」です。
ホームセンターやネットショップを見ると、M3やM5などのサイズ表記が並んでいますが、「どのサイズを選べばいいかわからない」「種類の違いがわからない」と悩む方も多いでしょう。
この記事では、代表的な4種類のネジについて、特徴や使い道、規格一覧をできるだけわかりやすく紹介します。ネジ選びで迷ったときの参考にしてください。
ネジの規格とは?
ネジの「規格」とは、サイズや形状を決めるためのルールです。
例えば「M6×20」と書かれている場合は、
- M6:ネジの太さは約6mm
- 20:ネジの長さは20mm
という意味になります。
このルールが決まっているため、メーカーが違っても同じ規格であれば基本的に交換できます。
ネジのサイズを選ぶときは、
- 太さ(Mサイズ)
- 長さ
- 頭の形
の3つを確認することが大切です。
皿ネジとは?
皿ネジは、ネジを締めたあとに頭が材料とほぼ同じ高さになるネジです。
頭が出っ張らないため、見た目がきれいになり、人や物が引っ掛かりにくいのが特徴です。
主に次のような場所で使用されています。
- 家具
- 建具
- 機械カバー
- ドア金具
- 木工製品
皿ネジの規格一覧
| 呼び径 | よく使われる長さ(mm) |
|---|---|
| M2 | 4・5・6・8・10・12 |
| M2.5 | 5・6・8・10・12・15 |
| M3 | 6・8・10・12・15・20・25・30 |
| M4 | 8・10・12・15・20・25・30・40 |
| M5 | 10・12・15・20・25・30・40・50 |
| M6 | 10・15・20・25・30・40・50・60 |
| M8 | 15・20・25・30・40・50・60・80 |
| M10 | 20・25・30・40・50・60・80・100 |
皿ネジのメリット
- 表面が平らになる
- 見た目がきれい
- 引っ掛かりが少ない
- 家具などによく使われる
皿ネジを使うときの注意点
皿ネジは、取り付ける部品にも皿状のくぼみが必要です。
平らな穴に取り付けると頭が浮いてしまい、本来の性能を発揮できません。
なべネジとは?
なべネジは、丸みのある頭が特徴の最も一般的なネジです。
ホームセンターでも数多く販売されており、家庭でも仕事でも幅広く使用されています。
頭が少し出っ張りますが、締め付けやすく扱いやすいため、多くの製品に採用されています。
なべネジの規格一覧
| 呼び径 | よく使われる長さ(mm) |
|---|---|
| M2 | 4・5・6・8・10・12 |
| M2.5 | 5・6・8・10・12・15 |
| M3 | 5・6・8・10・12・15・20・25・30 |
| M4 | 6・8・10・12・15・20・25・30・40 |
| M5 | 8・10・12・15・20・25・30・40・50 |
| M6 | 10・12・15・20・25・30・40・50・60 |
| M8 | 15・20・25・30・40・50・60・80 |
| M10 | 20・25・30・40・50・60・80・100 |
なべネジのメリット
- 種類が豊富
- 締め付けやすい
- 幅広い用途に使える
- 入手しやすい
なべネジが使われる場所
- 家電製品
- 配電盤
- 機械
- DIY用品
- オフィス家具
迷ったときには、まずなべネジを選ぶケースも少なくありません。
トラスネジとは?
トラスネジは、頭が丸く大きく広がっているネジです。
ネジの頭が広いため、締め付ける面積が大きくなり、材料を押さえやすくなります。
特に薄い板や樹脂などを固定するときによく使用されています。
トラスネジの規格一覧
| 呼び径 | よく使われる長さ(mm) |
|---|---|
| M3 | 6・8・10・12・15・20・25 |
| M4 | 8・10・12・15・20・25・30 |
| M5 | 10・12・15・20・25・30・40 |
| M6 | 12・15・20・25・30・40・50 |
| M8 | 15・20・25・30・40・50・60 |
トラスネジのメリット
- 面でしっかり押さえられる
- 薄い板でも固定しやすい
- 座金を使わなくても固定しやすい場合がある
トラスネジが使われる場所
- 樹脂部品
- 看板
- 電気設備
- 薄い金属板
- カバー類
止めネジ(イモネジ)とは?
止めネジは、頭がない特殊なネジです。
「イモネジ」と呼ばれることも多く、部品同士を固定するために使用されます。
外からほとんど見えないため、見た目をすっきりさせたい場合にも使われています。
止めネジ(イモネジ)の規格一覧
| 呼び径 | よく使われる長さ(mm) |
|---|---|
| M2 | 2・3・4・5・6・8 |
| M2.5 | 3・4・5・6・8・10 |
| M3 | 3・4・5・6・8・10・12 |
| M4 | 4・5・6・8・10・12・16 |
| M5 | 5・6・8・10・12・16・20 |
| M6 | 6・8・10・12・16・20・25 |
| M8 | 8・10・12・16・20・25・30 |
| M10 | 10・12・16・20・25・30・40 |
止めネジのメリット
- 頭が出っ張らない
- 軸や部品をしっかり固定できる
- コンパクトに取り付けられる
止めネジが使われる場所
- モーター
- 歯車
- ハンドル
- シャフト
- 機械設備
DIYよりも機械や設備で使われることが多いネジです。
ネジのサイズ選びで迷ったときのポイント
ネジ選びで迷った場合は、次の3つを確認しましょう。
太さを確認する
まずはM3やM5など、今使われているネジと同じ太さを選びます。
長さを確認する
長すぎると飛び出し、短すぎると十分に固定できません。
取り外したネジと同じ長さを選ぶのが基本です。
頭の形を確認する
同じ太さ・長さでも頭の形が違うと取り付けられないことがあります。
交換する場合は、できるだけ同じ種類を選びましょう。
4種類のネジの違いを比較
| 種類 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 皿ネジ | 表面が平らになる | 家具・建具・機械 |
| なべネジ | 一般的で使いやすい | 家電・機械・DIY |
| トラスネジ | 頭が大きく押さえやすい | 樹脂・薄板・看板 |
| 止めネジ(イモネジ) | 頭がない | 軸・機械・モーター |
用途に合わせて選ぶことで、安全性や作業性が向上します。
まとめ
ネジにはさまざまな種類がありますが、代表的なものが「皿ネジ」「なべネジ」「トラスネジ」「止めネジ(イモネジ)」です。
それぞれ形状が異なり、使われる場所も違います。
- 表面を平らにしたいなら皿ネジ
- 幅広く使うならなべネジ
- 広い面で押さえたいならトラスネジ
- 部品を固定するなら止めネジ(イモネジ)
また、サイズを選ぶ際は「太さ」「長さ」「頭の形」の3つを確認することが重要です。
この記事で紹介した規格一覧を参考にすれば、自分に合ったネジを選びやすくなるでしょう。DIYから機械のメンテナンスまで、適切なネジを選んで安全に作業を進めてください。
